奈良学園前のパーソナルジム、コレクトコンディショニング代表の大西です。
この記事では、巷にあふれる「短期集中ダイエット」について科学的な背景と僕の経験・考えを踏まえて解説していきます。
- 短期集中ダイエットって本当に安全なの?
- 過去に短期集中ダイエットで失敗した
- ダイエットとリバウンドを繰り返している
このような方には特に読んでいただきたい内容となっております。
最後まで読んでいただくと短期集中ダイエットがいかに危険で健康に害があるのかが理解できます。
では解説していきます。
短期集中ダイエットが危険な理由

①リバウンド率が非常に高く
②健康を害するリスクが高い
ということです。
最近は、減ってきたような印象ですが短期集中ダイエットを謳うジムでは過度な食事制限を強いられるということが多いです。
例えば、糖質を完全に抜いたり、毎食500kcalまでみたいな指導で毎食トレーナーに写真を送り管理されるというものです。
確かにこれをすると一時的に体重が落ちます。
しかし、この方法はクライアントの長期的な健康を一切考えず、ジムの成果を出すためだけのサービス提供者のエゴです。断言します。
ちゃんと栄養学や生理学を学べば、糖質完全オフや過度なカロリー制限が人体に及ぼす悪影響を理解できるはずです。
にもかかわらず、そのような短期集中ダイエットを提供するというのは目先の利益しか考えていない証拠です。
①リバウンド率が高いのはなぜか?
短期集中ダイエットで多く実施される過度な糖質制限、カロリー制限を行うと確かに一時的に体重が減ります。
しかし、過度なカロリー制限を継続すると実は消費カロリーも落ちてきます。
いわゆる「代謝が落ちる」という状態です。
なぜ代謝が落ちるかというと、省エネモードになるからです。
わかりやすく説明します。
まず人間は生命を維持するという本能が第一に働きます。
カロリー制限をするということは一日に使えるエネルギーが減るということです。
エネルギーが減るということは筋肉を動かしたり、心臓や内臓を働かせるエネルギーも減ってしまうということです。
当然、心臓を動かすエネルギーまで無くなってしまっては困るので限られたエネルギーでやりくりしようとします。
これは車のガソリンが少ししか入っていないような状態です。
もしあなたがガソリンが少ししかない車に乗っているとして、ガソリンスタンドがまだまだ先にある場合、どのように車を走らせるでしょうか?
おそらく、「ゆっくり」走りますよね。省エネで走るという選択をするはずです。
そして、さらに代謝が落ちてくると今度は摂取エネルギーを増やそうとしてきます。
食事制限後の過食ですね。
短期集中ダイエットの期間を終えると食事制限から解放されます。
解放された途端にスイッチが入り以前よりもたくさん食べてしまいます。
しかも代謝が落ちていて、以前よりもカロリーを消費しにくい状態です。
そんな状態で摂取カロリーが大幅に増えるとどうなるでしょうか?
当然、体重が一気に戻り、リバウンドしますよね。
もっとわかりやすく言うと、毎月の収入が減っていき、貯金も底をつきかけている。
という状況になったらどうしますか?
日々の出費を抑えて節約生活に入りますよね。
でもそんな生活を続けていてはそのうちお金が尽きてしまいます。
節約するだけでなく、稼ぎを増やそうとしますよね。
これが、「省エネモードで代謝が落ちる」かつ、「食事制限を終えたら逆に食べる量が増える」しくみをわかりやすく解説したものになります。
②健康を害するリスクが高い
これは食事制限後に起こる過食によって起こるリバウンドでの肥満を含みますが、もっと怖いのが過度な食事制限による栄養不足です。
過度な食事制限をするとほぼ確実に栄養不足が起こります。
そして、短期集中ダイエットジムで痩せようとするのは女性が比較的多いと思います。
特に女性の場合、最も気を付けなければいけないことは「貧血」です。
鉄欠乏になると様々な症状が起こります。
イライラや、やる気が出ないといったメンタル面の影響から慢性疲労、冷え、PMSの悪化といった様々な症状が起こります。
また、体内ではエネルギー産生が滞ったりします。
このように短期集中ダイエットにおける過度な食事制限は栄養不足をもたらし、健康状態を悪化させる恐れがあります。
さらに、制限が過度になると体重の100g単位の変動が怖くなり、食べること自体に恐怖を感じてしまうことがあります。
「拒食症」という状態ですね。
万が一こんな状態になってしまうと大袈裟かもしれませんが命の危険も高まってきます。
これらの理由から考えてやはり、短期集中ダイエットは推奨できるものではありません。
そもそも糖質制限で減る体重って?

短期集中ダイエットジムでは過度な糖質制限を強いられることが多いです。
最近減ってきましたが、まだまだ栄養学を学ばずにダイエット指導をしているところでは糖質制限が行われているようです。
まず、糖質制限で初期に大幅に減少する体重ですが、実はほぼ水分というのをご存知でしょうか?
糖質は水分と結合しやすいです。
(お米を水で炊くとふっくらしますよね)
なので、糖質を体がから排除すれば水分が減り、体重が減るということです。
(人間の約6割は水分でできていますので、水分量が体重を占める割合は大きいんです)
水分が抜けた状態で体重計に乗り「1kg減りましたね!すごい!」とか言ってるのは謎です。
水分が抜けて痩せたとは言えませんよね。
ここ騙されないようにお気を付けください。
ダイエットで重要なのは「長期的視点」

「ダイエット」と聞くとどのような意味を思い浮かべますか?
ほとんどの方が「痩せる」とか「減量」という意味でとらえていると思います。
しかし、「diet」には本来「日常の飲食物」という意味があります。
要するに「ダイエット=痩せること」ではないということです。
本来、「diet」は痩せるではなく、日常の食事を整えていくことという意味で使っていくべきです。
日常の食事が整うと結果的に痩せてくるという感覚です。
なので、短期集中で食事を変え、それが元に戻ってしまっては意味がないとうことです。
半年~1年と言った期間で考えていく必要があります。

1年も?!長すぎない?
確かにそのように思うかもしれません。
しかし、人間の習慣を変えるのは容易なことではありません。
「ダイエット」の本来の意味を理解し、思考を変え、日々の生活に落とし込んでいくにはそれなりの月日がかかります。
ダイエットは「短期集中」ではなく「長期的視点」で考えていきましょうね。
効果を早く出したい気持ちはわかりますが、健康ということも踏まえると長い目で見ていく必要がありそうですね。
まとめ
ダイエットは短期集中でやるものではなく、健康のためにという観点から長期的に取り組んでいく必要があるということでした。
短期集中ダイエットによる間違った食事制限は健康を害する可能性が高くなります。
僕のパーソナルトレーニング指導でも「痩せたい」という方がとても多いです。
そして「とにかく早く痩せたい」というご要望がとても多いです。
しかし、健康的にという観点から短期間でのダイエット指導は基本的にしていません。
短期間で結果が出ても、その後のお客様の健康を考えるととてもそんな指導はできないのです。
パーソナルトレーナーにとって短期集中ダイエットは「〇〇㎏痩せさせることができた!」「これだけのビフォーアフターがあります!」という実績を作ることができます。
しかし、目先の数字を得たいからといって、お客様の健康を害していいわけがありません。
何度も言いますが、僕のパーソナルトレーニング指導では長期的視点でより安全にお客様の健康をサポートすることを考えています。
この辺りの考えに共感していただき、1年後、5年後、もっと先の10年後の健康を見据えてのダイエットを希望される方はしっかりとサポートさせていただきます。もちろん、短期間での変化もあります。無茶な短期集中をダイエットを推奨しないだけであって、短期間でまったく変化を出さないというわけではありません。
そこはあなたの体の状態によって変わってきます。
理想の身体になるため、目標を達成するためには食事内容だけでなく、日常生活の習慣から変えていく必要があります。
そして、習慣を変えるには様々な要素を深堀りして考えていく必要があります。
ダイエットに失敗したや短期集中ダイエットに疑問を抱いている方は是非ご相談ください。
丁寧なカウンセリングから最善の方法をご提案いたします。
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